こんにちは。
未就園児ママの時間とお部屋と心の片付けの専門家 藤井千恵です。
「部屋が散らかっているから片付けたい!」
たくさんの方からこのようなお話をお聞きしますし、私自身もそう思う瞬間が度々あります。
この「片付ける」という行動をしたいと思った時に、片付けたい理由や感情、さらには実際にその行動に移すかは人それぞれ。
一言で表現しがちな「片付けたい」という言葉の背景に、自分のどんな思いが隠れているのかを言語化していくと、新しい気づきが生まれ今までと違う感情や行動に繋げていくことができるようになります。
思うように片付かないことで自分自身に下しているマイナスのジャッジを緩めるために、なぜ片付けられないのかを紐解くことで気づく自分の本当の気持ちについて、お話しできたらと思います。
目次
なぜ片付けられないのか?まずは片付けたい理由を言語化する
あなたが片付けたいと思う時は、どんな時ですか?
その背景には、どんな思いが隠されていますか?
人が来るから恥ずかしい
SNSではみんな片付いた部屋の写真ばかり。最低限床の上のにあるものは片付けたい!
実家はいつも片付いていた。部屋を綺麗するのは当たり前だよね…
こんなふうに他人や世間の目を気にして、片付けなければならないと思ってしまうこともありますよね。
また、
自分は綺麗にしたいのに、家族が散らかすのでイライラする
食事の時はテーブルに出ているものを片付けて家族とゆっくり話したい
仕事に集中したいから、綺麗な空間にして心を整えたい
などすでに散らかっている状態に対しての感情も、たくさん出てくると思います。
この片付けたいと思った動機や、それに付随する感情を言語化してみること。
それがなぜ片付けられないのかを紐解くための、最初の一歩です。
なぜ片付けられないのか。片付けたい場所やものを特定する
片付けたいと思ったときに実際に片付いた状態にするためには、範囲や物量、片付けに使える時間のバランスがとれていることが大切です。
片付けたい場所を明らかにする
パッと目に入って、片付けたいという動機が生まれる原因になった場所はどこでしょうか?
おもちゃが散乱したリビング
書類やプリントが山積みのカウンター
洗濯物が置きっぱなしのソファ
リビングといった広い範囲から、ソファの上という特定の場所まで、目につく場所は人それぞれです。
場合によっては、
ソファの服は目に入らないけど、おもちゃにはイライラする
おもちゃが散らかっているのは仕方ないけど、処理できていない書類の山積みに手をつけるのが億劫で先延ばししている
散乱したプリントの中身は把握できているけど、洗濯物で座れないソファはどうにかしたい
など、片付いていなくても気にならない場所もあることにも気づくかもしれません。
「片付いていない」と自分が感じた場所を言語化していくことで、実際に片付けたい場所を明らかにしていくことができます。
片付けたい物の量を明らかにする
片付けたい場所が特定できたら、その場所には何があるのかを明らかにします。
子どもが1日遊んだおもちゃが全て出ている
2、3ヶ月分の書類が積み重なっている
家族みんなの洗濯物が置きっぱなしで、着る時はこの山から選んでいる
今日1日使ったものが出ているのか、半年手をつけていなかったものが山積みになっているのか?
今日使ったものを元の場所に戻すのは、比較的簡単に終わりますよね。
でもそもそも元の場所が曖昧だと、戻す時もこの辺にまとめておこうと曖昧になってしまったり、半年前に使ったものを元の場所に戻すにはやはり何らかのきっかけがないと腰が上がらずエネルギーをより多く使ってしまいます。
片付けたいと思った時に、自分の今片付けられる量はどれくらいなのかを把握していくこともなぜ片付けられないのかに気づいていくためにはとても重要です。
片付けに使える時間を明らかにする
片付ける場所やものを特定できても、時間をつくらないと実際の行動には移せません。
育児や家事に追われるママは、自分の時間を作ることだって簡単ではないですよね。
step
1朝起きてから夜寝るまで、何をしていたのかを書き出してみる
子供のお世話にかかっている時間帯や、家事をしている時間は?
また一休みできた時間は、何をしていましたか?
スマホを見たり、お茶を飲んだり、資格の勉強をしたり…。
もしかしたら、何をしていたのかを思い出せない時間もあるかもしれませんね。
そんな無意識に過ごしている時間に気づいていくことが、自分の時間を増やしていくチャンスにつながります。
できれば1週間くらい、自分の行動の記録を書き出して、自分の行動を意識化していくのはおすすめですので、ぜひ試してみてくださいね。
step
2自分のやりたいことができたのかを確認する
家族のために自分のやりたいことを我慢して、家事や育児を優先しがちなママ。
もしも自分のやりたいことなんて、全然できていないというママは、片付けよりも自分のやりたいことをして、自分に優しくする時間を優先してみてください。
もしどうしてもそうすることに抵抗があったら、休むことに抵抗感がある自分に気づくことができたということ。
片付けないことに対する抵抗感と、片付けることへの抵抗感に気づくことができるかもしれません。
抵抗感があるということは、片付けることと片付けないでいることの、どちらにもメリットとデメリットがあるということですよね。
片付ければ部屋も気持ちもスッキリするけど、エネルギーが必要かもしれないし、片付けないで休んだら自分の好きなことができるかもしれないけど別の時間に片付けが必要になるかもしれない。
でももしかしたら、朝起きて昨夜の食器を洗った方が捗ることに気づけることだってあるかもしれません。
今と違う結果を得たかったら、違う行動を試してみるしかありません。
家事も今までと違うやり方を試してみることが、自分の楽なやり方に気づくきっかけになります。
ぜひ柔軟に色々なやり方を試してみてくださいね。
step
31日の目標を立ててみる
自分の行動に気づいていくと、この時間がもったいないかも、もう少し工夫してみたいと思うことに気づける場合もあります。
時にはゲーム感覚で片付けをしてみると、自分の扱える量がわかってきたり、もう少し簡単にするために収納の工夫を思いついたりすることもあるかもしれません。
自分が楽に行える範囲と時間。
これからの片付けをより楽なものにしていくために、この二つに注目していくことはおすすめです。
自分の本当の気持ちに気づいていくことが、なぜ片付けられないのかに気づく鍵になる
片付けたい理由や感情、場所やものや時間が明らかにできたら、自分の本当の気持ちに気づくきっかけができていきます。
片付けよりも大切にしたいことに気づく
片付けに手が回らないということは、片付け以外のことに1日を使っているということでもあります。
そしてそれはきっとあなたにとって、片付けよりも重要なことのはず。
おもちゃを片付けることよりも寝かしつけが大切なのかもしれないし、洗濯物を畳むことよりも夕食を作ることが大切なのかもしれません。
でも、もしも今本当はやりたいことがあるのにそれをする時間がないと思っているものがあるのなら、今やっていることを減らしていくことも考えてみましょう。
つまり、
やらなければならないという思い込みに気づく
時短できる方法を探す
手をかける量と時間のバランスをとる
このようなことを考えてみます。
例えば、
毎日買い物に行く必要があるのかな?
献立に悩む時間を減らす工夫はできないかな?
料理の品数を減らすことはできないかな?
など、今まで何の疑問も持っていなかったことに疑問を持ってみます。
家事のやり方は人それぞれなので、友達のやり方を聞いてみたり、いつもと違う時間に家事をしてみたり、今できる工夫が見つかるかもしれません。
片付けると自分にとってどんないいことがあるのか
もし片付けの仕組みが整ったら、自分にとってどんなメリットがありそうでしょうか。
人は自分にとって利益のある重要なことしかしたくないからこそ、片付けが自分にどんなメリットをもたらしてくれるのかに気づいていくことが片付けられない状態から抜け出す鍵になっていきます。
今までより早く片付けが終わって、好きなことをする時間が増えるかもしれない。
テーブルの上が片付いたらすぐに勉強に取りかかれるし、集中力も上がるかもしれない。
片付くことで得られる自分が大切にしたい時間へのメリットを、たくさん考えてみてください。
もしかしたら、昨日より片付けが捗るかもしれませんね。
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片付いたお部屋と、時間と心のゆとり。
自分にとってのちょうど良いバランスがわかると、片付いていても散らかっていても、自分らしい毎日を送れるようになっていきます。
今日は忙しいから、明日まとめて片付けよう。
さすがに散らかってきたから今日は少し片付けよう。
こんなふうに、片付けるタイミングを自分で選べるようになったら、片付けなければならない、片付けたいのに片付けられないといった思いから解放されていきます。
こんな毎日を増やしていくために、今日1日の自分の動きに気づいていくこと。
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