劣等感から自己肯定感を取り戻す方法

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劣等感に押しつぶされそうなあなたへ。自己肯定感を取り戻す感情ノート

ふとした瞬間に湧き上がる、不安や恐れ。

その理由は多岐に渡りますが、例えば何かをしようとしたときに自信がなく、他の人と比べると劣っている気がすることがあります。

この記事では、私が感情ノートで見つけた劣等感についてと、解消された過程をお伝えしていきます。劣等感は自分でも理由のわからない精神的な苦痛を引き起こすことがあり、日常生活や人間関係に悪影響を与える可能性もあります。

それにはまず、自分の抱えている劣等感に気づくことが大切です。劣等感を抱える原因となった出来事への偏った思い込みを解消することで、その感情は乗り越えることができます。私自身の劣等感の原因、影響、乗り越えた過程が、あなたの隠れた劣等感に気付き、その劣等感と向き合い、自信を取り戻すためのヒントになれば幸いです。

自分を知る第一歩は劣等感を理解すること

まず劣等感とは、どういう感情なのでしょうか。

「劣等感」とは、他者や理想の自分よりも、現状の自分が劣っていると感じる感情のことです。

容姿や成績、体力、性格、人間関係、社会的地位など、劣等感が生じるポイントは、人によってさまざまです。

引用:劣等感が強い人の特徴とは?コンプレックスに感じる原因や克服方法

このように必ずしも他人との比較だけではなく、自分が理想に届かないことに対する場合の感情も当てはまることがわかります。

自分自身の受け止め方によるものと捉えることもできるので、他者の意図と関係なく感じてしまう場合も多そうです。

またSNSなどで人の華やかな場面だけを目にする機会も異常に増え、ネガティブさを抱えているのは自分だけかもしれないという危機感を持ちやすい環境に日常的にさらされていることも、劣等感を感じる一因かもしれません。

心の声を聞き、劣等感のサインに気づく

では劣等感を感じた時の心のサインには、どのようなものがあるでしょうか。

感情ノートを書き始めて初めに出てきたのは、とにかくワンオペ育児でのイライラでした。

普通ならイライラしたままやり過ごし、そのうちに感情の波が過ぎ去って何事もなかったかのようにまた日常に戻っていきます。

このイライラを、ただただ「イライラする、腹が立つ」とノートに書き綴っていきます。

そのうちにイライラの陰に隠れていた悲しみに気づいたり、辛いという気持ちが出てきたり、泣きたい気持ちに気づいていくことができるようになりました。

「悲しい」「つらい」「さみしい」。

その時に出てきた思いをただただ書きづつるだけでも、人に聞いてもらったり共感してもらったときの安心感のようなものが芽生えて、気持ちが軽くなるのがわかります。

初めは、今自分はどんな感情を抱いているのかに気づくことが大切です。

なぜ劣等感を感じるのか、原因に気づく

一見劣等感とは関係がないように思えた、怒りの感情。

そのイライラに付随した悲しみや寂しさに気づくことができるようになると、「具体的に何に悲しみを感じているのか」にも気づけるようになっていきます。

例えば私は自分の理想通りに家事育児をこなせないイライラが、自分への罪悪感になっていました。

そしてそれは幼少期に、母の理想の娘になれなかった劣等感につながっていました。

妹と喧嘩をしないお姉ちゃん、妹の欲しがるものは何でも譲ってあげるお姉ちゃん。

母が私に期待している「良いお姉ちゃん」には、到底なれない自分。

その過去の悲しみが、現在のイライラを通して蘇っていたのです。

 

また常に力で言うことに従わせる、父親の存在もありました。

父の命令に従い、妹と比較されけなされた出来事。

これらの出来事に感じていた悲しみや悔しさが、自分は不要な存在だと感じる自己否定感につながり、劣等感を徐々に増大させていっていたのです。

日々の感情から劣等感が心に与える状況を理解する

心の底にあった、劣等感の塊。

その隠れた悲しみは、大人になってからも影響を及ぼします。

私の場合は自分でも気づかないところで、父や母に負けたくないという思いを抱えていたこともわかりました。

心のある部分では、両親を敵だと感じてしまっていたのです。

優しい言葉を掛けることができず、どこか心を閉ざしてしまっていましたが、それがどうしてなのか、どうしたら解消されるのかがわからないままでした。

劣等感が引き起こしていた自分との闘い

ではどうして私は、両親に負けたくなかったのでしょうか。

それは両親に認めてもらいたい、私の価値を証明したいといった気持ちが反抗心となって表れていたからです。

認めてもらえるラインを勝手に自分の中で設定し、そのラインに届けない出来事が起きるたびに自分を責め、また劣等感を強める悪循環。

でも仮に「勝った」と思える出来事が起こったとして、私は何を期待していたのでしょう。

両親が泣いて謝ってくれることだったのか、今度は私が両親を従わせる立場に回れたのか、それが何であろうと、とても幸せに満ちた状況であるとは思えません。

 

では逆に本当に「負け」を認めてしまったら、どんな気持ちになるのでしょう。

今度はふっと力が抜けて、心が空っぽになっていく感じがしました。

そこに両親の姿は見えず、ただ自分との闘いが終わったイメージが浮かびます。

 

そう、私は劣等感から延々と続く自分との闘いを繰り広げていたのです。

 

自信を育て、自分の輝きを見つける

このことに気づけると、毎日にも変化が訪れます。

無意識に課した自分へのハードルを、意識的に下げることができるようになるからです。

すると結果的に本当にやりたいことをする、自由な時間が増えることになります。

 

例えば私の場合は、朝の家事を9時までに終えると決めました。

毎日その時間を意識することで、自然とその範囲でできる家事だけ、つまり日常で最も優先したい家事だけを効率的に行うリズムが作られます。

毎日歯を磨くように、お風呂で体を洗う時のように、無意識に重要な家事を行えるようになることで、家事と家事の合間に起こりがちな「次は何をしよう?」という空白がなくなります。

私の重要な家事は夕食の準備だったのですが、簡単な気に入ったメニューをいくつか決めることで、そのメニューに必要な食材を繰り返し宅配で届けてもらうことができ、作りたいのに材料がないといったイレギュラーもなくなっていきました。

 

参考記事です▼

 

少しづつ少しづつ、自分のできる範囲、かけられる時間を見つけることで、家事以外の時間が増えて、子どもとの時間にも心のゆとりが生まれるようになっていきました。

劣等感を癒すと自分や周りに優しくなれる

日々の感情から自分の内面を深く理解し、過去の痛みを癒すと自分に優しくなることができます。

自分に寛容になれたことで他者へも寛容になれ、特に子どもに怒ったり怒鳴ったりすることは激減していきました。

過去の感情に気づくことは、現在の感情にも意識を向けられることにつながり、怒りが湧いても反射的にその怒りをぶつけるのではなく、怒鳴るのか優しく諭すのか自分で選択する時間が一瞬のうちに心に湧き起こるようになったのです。

過去自分が父にされて嫌だった、怒鳴られて命令に従わされること。

同じことを息子にしている嫌悪感からも、徐々に解放されていきました。

 

また両親への敵意に隠れていた本当は大切に思い、優しくしたいという思いを選ぶことを自分に許せるようにもなりました。

すると今度は自分は愛されていると実感できる出来事が認識できるようになり、両親と過ごす時間に以前は感じることのできなかった平和や調和を見出すことができるようになりました。

劣等感からの成長を楽しむ

このように日々のイライラから心の奥深くにあった傷みまで、ただただノートにその時の感情を書き出すだけで解決できた私の劣等感。

ノートに書き出すこと自体がストレスの軽減につながり、心の癒しにつながります。

さらに負の感情だけではなく、自動的にポジティブな思いも引き出します。

 

自分に優しくしたい、両親を大切にしたいといった思いは、イライラする負の感情から見つけることができ、自己成長を促す変化を起こしてくれました。

 

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  • この記事を書いた人

藤井千恵

セルフコーチング講師
アジェンディスト
ライフオーガナイザー
北海道札幌市在住
多くのママが抱える育児のストレスや自己否定感を解消するためのレッスンを提供しています。ワンオペ育児や家事ストレスを解消し、自分らしい生き方を叶えるための手帳・ノートメソッドで、心豊かな毎日を実現していきましょう。

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