窓辺で考える女性

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第2回|安心して生きられる自分に戻る方法

評価や期待に縛られず、自分軸を取り戻す

この連載は、

【自分の人生に戻る9つのプロセス】の2回目です。

 

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私はずっと、「安心」を求めて生きてきました

 

振り返ってみると、

私の人生の選択は、

いつも「安心できるかどうか」が基準でした。

 

波風が立たない

誰かを怒らせない

場の空気が乱れない

 

そうであれば、とりあえず大丈夫。

私は長いあいだ、それを「安心」だと思っていました。

 

その安心には「温かさ」がありませんでした

 

安心なはずなのに、

どこか緊張が抜けない。

心が休まらない。

 

今ならわかります。

 

そこには、

存在を抱きしめられる感覚も、

認められている感覚も、

なかったのです。

 

子どもの頃、私が本当に欲しかったもの

 

温かなひとときのカフェタイム

 

父は、理不尽な理由で怒り出すことがありました。

何が気に障るか分からない。

相手の事情は聞かない。

 

そんな環境で、

子どもの私が一番欲しかったのは、

正しさ

評価

褒め言葉

ではありませんでした。

 

ただ、

「あなたはここにいていい」

「そのままで大丈夫」

そう、存在をまるごと受け取ってもらえる感覚でした。

 

でも、その感覚を得られる場面は、

ありませんでした。

 

私が身につけたのは「怒られない安心」でした

 

だから私は、

別の安心の形を身につけました。

 

怒られないこと

機嫌を損ねないこと

黙っていること

 

それができていれば、

少なくとも攻撃はされない。

 

その安心は、

危険を避けるための安心であって、

心が緩む安心ではありませんでした。

 

「ちゃんとできている人」に見える理由

 

日差しを浴びて考え事

 

大人になった私は、

「ちゃんとできている人」になっていました。

 

落ち着いている

感情的にならない

空気を読める

 

周囲からは、

「しっかりしてる」

と言われることもありました。

 

でも内側では、

誰にも抱きしめられていない感覚が、

ずっと残っていました。

 

評価はあっても、

承認はない。

 

役割はあっても、

居場所がない。

 

そんな感覚です。

 

私が本当に欲しかった安心の正体

 

あるとき、

私はふと気づきました。

 

私が欲しかったのは、

「怒られない安心」ではなく、

存在を抱きしめられる安心

理由なく認められる安心

だったのだと。

 

何もしていなくても

役に立たなくても

正解を出さなくても

 

「ここにいていい」

そう感じられる安心。

 

それを知らないまま、

私は大人になっていたのだと思います。

 

安心は「条件付き」では育たなかった

 

怒られないために、

ちゃんとする。

役割を果たす。

空気を読む。

 

それは、

条件付きの安心でした。

 

でも、

存在を抱きしめられる安心は、

条件を必要としません。

 

評価されなくても

期待に応えなくても

黙らなくても

 

存在していいという安心

怒られないために生きる安心ではなく、

自分を小さくしなくてもいい安心。

 

その違いに気づいたとき、

私は初めて、

自分がどれだけ緊張したまま生きてきたかを知りました。

 

今、私が少しづつ取り戻しているもの

 

窓辺に座る女性の後ろ姿

 

誰かが怒らないかどうか。

場が荒れないかどうか。

 

それを確認し続ける限り、

安心はいつも外側次第になります。

 

でも、

存在していい安心は、

自分の内側に戻ってくる感覚でした。

 

今の私は、

まだ完全に安心できているわけではありません。

 

でも、

今、私は緊張している

今、少し怖い

今、黙りたくなっている

そう気づくだけで、

体がほんの少し緩む。

 

それだけで十分でした。

 

「そう感じてるんだね」と

内側で抱きしめることは、

少しづつできるようになった。

 

それが、

私にとっての

初めての温度のある安心です。

 

この連載で、これから触れていくこと

 

次回は、

「なぜ私は怒りを感じなくなったのか」

について書こうと思います。

 

怒りは、

誰かを傷つけるためのものではなく、

自分を守るための感情だったこと。

 

けれど私にとっては、

怒ることそのものが

とても危険なことでした。

 

怒りを感じないようにすることで、

私は何を守り、

何を失ってきたのか。

 

この安心の話の続きを、

次回は怒りという感情を通して、

静かに辿っていきます。

 

最後に

 

もしこの記事を読んで、

「安心しているはずなのに、孤独だった」

「ちゃんとしているのに、満たされなかった」

そんな感覚に心当たりがあったなら。

 

それは、あなたが弱いからではありません。

抱きしめられる安心を、知らなかっただけです。

 

この連載が、

その感覚を

少しづつ思い出していく場所になれたら、

心から嬉しいです。

 

 

前向きにならなくていい。 答えを出さなくてもいい。「今の自分に戻るための場所」

このLINEでは、 がんばらなくてもいい時間を大切にしています。 前向きになれない日も、 何も決めたくない日も、 そのままのあなたで大丈夫。 自分のペースを思い出すための やさしい言葉をお届けします。

  • この記事を書いた人

藤井千恵

安心を土台に、 自分に戻る感覚を取り戻していくサポートをしています。
答えを出すことや、 前向きになることを急がず、 人生を全体として見渡す時間を大切にしています。

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